日本の子どもたちと

本の学校、そして子どもたちと一緒に
「お手紙交換プロジェクト」
テレビ会議 遠隔授業」
に取り組んでいます。

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お手紙交換プロジェクトは、日本から来たお手紙にアフリカから返事を書くもの

 

テレビ会議 遠隔授業では、生中継で日本と繋がり、パワーポイントを使いながらアフリカについての授業を行っています。

 

お手紙が届いたときのうれしかったこと!
とっても元気をもらいました。
ありがとうございます。

 

アフリカに現職教員として行きたいと思い続けたのは、
目の前にいる日本の子どもたちに
「今いる場所が世界のすべてではないから、大丈夫だよ」
と自分の経験を踏まえた上で伝えられるようになりたかったことが
ひとつの大きな理由です。

 

自分が今生きている場所、
家庭と学校が世界のすべてだと錯覚しながら生きていくことは
時に膨大なエネルギーを消耗してしまうのかな
と思うことがあります。

 

踏ん張らないといけない場面もたくさんあるけれど
根性論だけでどうにもならないことだってたくさんある。

 

友達との些細ないざこざ
集団の中でなんとなく抱えてしまう劣等感
ちょっとした失敗
理不尽な出来事
ときに、家庭の問題

 

たとえ小さなことでもなんだか無性に気になってしまって
勘違いをしてしまったり
学校に行くことが辛くなってしまったり
抱えなくてもいい自己嫌悪で苦しくなってしまったり。

 

この世の終わりだと思うぐらい落ち込んでどうしようもなくなっても
学校を飛び出してしまえば
案外偏った価値観に支配されていただけのことだってたくさんある。

 

こんな世界、こんな価値観もあるのか
って知ることができれば
少し楽になれるのかなぁ
と、整った日本社会を生きる子どもたちに対してずっと思ってきました。

 

だから今回の2つの企画は
子どもたちの間で流れる風通しを少しでもよくして
いろいろな価値観があることを知ってもらいたい
という思いを自分なりに込めてやっています。

 

大前提は、すべての生き方をリスペクトすること。

 

しかし、大人になっても
自分の生きてきた世界にとらわれない
って意外と難しい。
だって私も
絶賛異文化に揉まれ中。笑
日々、自分の無力さと
毎日出会う新たな価値観に葛藤しながら
生きています。

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私の任地は1時間ちょっと歩けば町をぐるっとまわれてしまうような
小さな田舎町です。

 

スーパーも娯楽施設もおしゃれなカフェもないけれど
生き急ぎがちだった自分にとっては
すべてをリセットしてくれるすてきな場所です。

 

ときに価値観の違いに驚かせられながらも
自分の足りないところをゆっくりゆっくり埋めてもらっている感覚です。

 

何もないから
とりあえずご近所さんと木陰で歌って踊っています。
目の前のことをただただじっくり楽しむことって
幸せなんだなー、と学ぶ日々です。

 

疲れたときは、体力が回復するまで引きこもる。
完璧になんて出来ないもの。

 

こちらは日曜日の始まりです。
今から市場で野菜を買ってきます。